診断結果 → ESの流れ
性格診断の結果をそのままESに書いても意味がありません。大切なのは、因子スコアを「強み」に変換し、エピソードで裏付けることです。自己分析の全体的な進め方は「自己分析のやり方を徹底解説」で5つの方法を紹介しています。
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性格診断を受けて因子スコアを確認する
BIG5-BASICで5因子のスコアを数値で把握します。特にスコアが高い因子(55以上)と低い因子(45以下)に注目してください。
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高い因子を「強みのキーワード」に変換する
例えば、誠実性(C)が高い → 「計画性」「責任感」「継続力」。外向性(E)が高い → 「行動力」「コミュニケーション力」「リーダーシップ」。下記の変換テンプレートを活用してください。
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エピソードを紐づけて文章化する
「結論 → 具体例 → 成果 → 志望動機への接続」の流れで400〜600字にまとめます。
因子別「自己PR」変換テンプレート
5因子のスコアに応じて、すぐに使える自己PRの方向性をまとめました。自分のスコアが高い因子のテンプレートを参考にしてください。
誠実性(C)が高い場合
外向性(E)が高い場合
協調性(A)が高い場合
因子スコアと自己PRキーワードの対応を一覧にまとめます:
| 因子 | スコア高 → 強みキーワード | スコア低 → 強みキーワード |
|---|---|---|
| 外向性(E) | 行動力、リーダーシップ、コミュニケーション力 | 集中力、分析力、傾聴力 |
| 協調性(A) | チームワーク、信頼構築、調整力 | 決断力、交渉力、率直さ |
| 誠実性(C) | 計画性、責任感、継続力、正確性 | 柔軟性、適応力、即興力 |
| 神経症傾向(N) | 危機察知力、繊細さ、共感力 | ストレス耐性、冷静さ、安定感 |
| 開放性(O) | 創造性、知的好奇心、多様性への理解 | 堅実さ、実務能力、ルール順守 |
短所の伝え方テンプレート
面接で「短所は?」と聞かれたとき、ポイントは短所を認めた上で、改善の取り組みを伝えることです。性格診断の結果を使えば、短所も客観的に把握できます。
外向性(E)が低い場合
誠実性(C)が低い場合
神経症傾向(N)が高い場合
面接でのNG回答とOK回答
性格に関する質問で避けるべき回答パターンと、好印象を与える回答パターンを紹介します。
NG:根拠がない
「私はコミュニケーション力があります」→ なぜそう思うのか?という質問に答えられない。
OK:「性格診断で外向性のスコアが上位20%に入っており、実際にアルバイトでも初対面のお客様と積極的に話すことが得意でした」
NG:短所を「ありません」と言う
自己認識が低いと見なされます。
OK:「性格診断の結果、○○の傾向があることが分かりました。そのため、△△という工夫をしています」のように、客観的に把握した上で改善行動を伝える。
NG:短所が業務に致命的
「時間にルーズです」「約束を忘れます」は、どの職種でもマイナスになります。
OK:業務に直結しない性格傾向を選び、改善の姿勢とセットで伝える。
最も多い性格タイプは?
BIG5-BASICの診断データから、最も多い性格タイプを見てみましょう。就活では「自分がどのタイプか」だけでなく、「周囲にどんなタイプが多いか」を知ることも差別化のヒントになります。
多いタイプ TOP5
1位 EACNO(13.1%) ── 外向的で協調的、誠実かつ開放的。バランスの取れた社交型。
2位 IHRTS(12.8%) ── 内向的で独立心が強い。一人で深く考えることを好む思考型。
3位 EHCNO(6.5%) ── 外向的で誠実、自己主張が強い。リーダー気質の行動型。
4位 IARTS(5.9%) ── 内向的だが協調的。控えめだが信頼される安定型。
5位 EACNS(5.7%) ── EACNOと似ているが、伝統的な価値観を重視。堅実な社交型。
上位2タイプ(EACNOとIHRTS)だけで全体の約26%を占めています。この2タイプは性格的に正反対であり、日本人の性格は大きく2つの方向に分かれる傾向があると言えます。
※ BIG5-BASICの診断データより(リニューアル後 約5,000名のサンプル)
就活の自己PRでは、多数派(EACNOタイプ)と同じ強みをアピールすると埋もれやすくなります。例えば、EACNO以外のタイプの人は、そのタイプならではの独自の強みを打ち出すことで差別化できます。32タイプそれぞれの特徴は「EACNO表記法とは」で詳しく紹介しています。自分の因子スコアから強みを見つける方法は「自分の強みがわからない人へ」もあわせてご覧ください。
就活生の方からよく「診断結果をどう書けばいいか分からない」というご相談をいただきます。実際に多いのは、EACNOタイプの方が「コミュニケーション力」を強みとして書くケースですが、全体の13%が同じタイプなので差別化が難しくなります。データを見ていて気づいたのは、スコアが低い因子を「裏返して」強みにした方が、むしろ個性が際立つということです。例えば外向性が低い方の「傾聴力」「一人で深く分析する力」は、営業職でも意外と評価されています。診断結果は「高い=良い」ではなく、どの因子も強みに変換できるという視点でぜひ活用してください。
まず診断結果を手に入れる
ESや面接の自己分析は、まず自分の性格を客観的に把握することから始まります。BIG5-BASICでは5因子のスコアと32タイプの分類が無料で確認でき、それぞれのスコアを強み・短所のキーワードに変換できます。
累計165万人が受検した信頼性の高い診断で、あなたの就活に使える「強み」と「タイプ」を見つけてみてください。
就活の自己分析の出発点に ── まずは自分の性格を数値で確認しましょう。
120問の質問に答えるだけで、5因子+32タイプの分析結果が得られます。