職業別の満足度ランキング
BIG5-BASICの受検者データから、30人以上の回答があった職業について満足度の平均を算出しました。
| 順位 | 職業 | 平均満足度 | 人数 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 会社経営者・役員 | 3.89 | 200人 |
| 2位 | 学生 | 3.43 | 7,133人 |
| 3位 | 公務員 | 3.32 | 420人 |
| 4位 | 専業主婦・主夫 | 3.25 | 234人 |
| 5位 | 医療従事者 | 3.24 | 387人 |
| 6位 | 自営業・フリーランス | 3.20 | 785人 |
| 7位 | 会社員(正社員) | 3.13 | 4,673人 |
| 8位 | その他 | 2.97 | 673人 |
| 9位 | パート・アルバイト | 2.89 | 1,110人 |
| 10位 | 会社員(契約・派遣) | 2.84 | 413人 |
| 11位 | 無職 | 2.57 | 672人 |
サンプルを19,104人に拡大した本分析では、会社経営者・役員が最高(3.89)、無職が最低(2.57)でした。前回分析(IT関連が無職より低い2.83)はサンプル規模が小さかった(112人)ためで、業種別に見るとIT・通信業種は3.27と意外に普通(1,228人)。会社員でも正社員(3.13)と契約・派遣(2.84)で大きな差があり、雇用形態の安定性が満足度に強く影響することがわかります。
学生と会社員で「効く因子」が違う
データ数の多い学生(7,133人)と会社員(4,673人)について、満足度の高群と低群の因子差を比較しました。
| 因子 | 学生の高低差 | 会社員の高低差 |
|---|---|---|
| 勤勉性(C) | +6.15 | +6.78 |
| 情動性(N) | +5.84 | +6.69 |
| 外向性(E) | +5.86 | +5.72 |
| 協調性(A) | +5.88 | +4.18 |
| 創造性(O) | +2.29 | +4.41 |
学生:誠実性が満足度を最も左右する
誠実性の差 +7.4 ── 全職業×因子で最大
学生にとって誠実性は満足度に最も強く影響する因子です。学業やサークル活動、アルバイトなど複数の課題を管理する必要がある学生生活では、計画性と実行力が直接的に成果と充実感につながります。就活ESに活かす際にも、この因子は重要なアピールポイントになります。
学生のBIG5タイプ別満足度では、IACNSタイプ(内向型でも誠実性・情動性が高い)が4.14と最も高い値を示しています。内向的な学生でも、計画的に行動できれば高い満足感が得られることを示す興味深い結果です。
会社員:情動性が鍵
情動性の差 +6.4 ── 会社員の最重要因子
会社員にとっては情動性が満足度に最も強く影響しています。上司・同僚・顧客との関係、締め切りのプレッシャー、組織の方針変更など、自分ではコントロールしきれないストレス要因が多い環境では、感情の安定を保てるかどうかが日常の満足感を大きく左右します。
会社員の満足度を上げるには、ストレスとの付き合い方を理解し、自分に合った対処法を持つことが有効です。また、適職診断で自分の性格に合った仕事かどうかを確認することも一つの方法です。
IT関連は本当に低い?最新データで再検証
業種別 IT・通信(3.27、1,228人)── 平均的水準に修正
前回分析(112人サンプル)では「IT関連2.83、無職より低い」という結果でしたが、サンプルを11倍超に拡大した本分析では業種別IT・通信は3.27と平均的な水準に修正されました。前回の低値はサンプル規模の小ささに起因する偏りだった可能性が高く、IT業種が特に満足度が低いという結論は再確認できませんでした。サンプル数100人台の集計は誤差が大きく出やすいことを示す好例です。最新分析で業種別最高は「コンサルティング(3.45)」「教育・研究(3.42)」、最低は「金融・保険(2.93)」「小売・流通(2.96)」となっています。
自分の職業に合った強みを知ろう
職業によって満足度に影響する性格因子は異なります。自分の職業で「効く因子」が何かを理解し、その因子を活かした行動を取ることが満足度向上の近道です。まずはBIG5-BASICで自分のプロファイルを確認しましょう。
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