「日本人はいま、どれくらい幸せなのか?」── この問いに、性格科学の側から答えます。BHI5(Big5-BASIC Happiness Index / 日本人幸福指数)は、累計175万人を超えるBIG5-BASIC受検データから、ビッグファイブ性格5因子と「生活実感(生活満足度+主観的健康感)」を合成して算出するBIG5-BASIC独自の幸福指標です。2026年6月号(第2号)より、心理的に主観的健康感を統合した「生活実感統合版」を正式定義に採用しました。第1号で公開した「BHI5(満足度版)」も並行して併記し、両者を公式指標として運用します。月次で更新する継続的なダッシュボードとして、年代・性別・47都道府県・14業種、そして第2号より新設した「健康状態別」まで多面的に日本人の幸福度を可視化していきます。
この調査の概要
- 結論
- 2026年10月号のBHI5(生活実感統合版)は81.62。5因子T得点の平均49.52に、生活満足度と主観的健康感の平均(3.210)×10を加えた値です(端数処理前の値で計算するため、表示値の合計とは差があります)。
- 対象
- BIG5-BASIC受検者のうち、生活満足度(満足度版)、または生活満足度と主観的健康感の両方(統合版)に回答した人
集計期間:2026-03-06 〜 2026-09-30(集計起点は3月6日、サイトのリニューアル公開日は3月11日) - 有効回答
- N=満足度版68,677人/生活実感統合版47,647人
集計・除外条件:信頼性ランクDを除外(記事掲載の除外人数は2,214人)。 - 方法
- BHI5=5因子T得点平均+生活実感スコア×10。生活実感は満足度と主観的健康感の平均で、満足度版では満足度のみを使います。年代・性別・都道府県・業種・健康状態別に月次集計。
- 限界
- 自発的な受検者の自己申告に基づく観察値で、日本人全体の幸福度の推定値ではありません。統合版は健康感を式に含むため、健康別の差には計算式の構造も影響します。
- 引用するときは
BIG5-BASIC「BHI5(日本人幸福指数)」2026年10月号(生活実感統合版N=47,647)https://big5-basic.com/front/column/bhi5
集計方針:測定方法・データ分析方針 / 最新データ:DataLab
よく聞かれる質問への答えは「数字で見る日本人の性格(データQ&A)」にまとめています。
📊 BHI5第6号 ハイライト(2026年10月号)
・BHI5(生活実感統合版)= 81.62(N=47,647/第5号81.79から−0.17。3号連続の低下で、統合版5時点の幅は0.42pt。年代×性別の構成を固定した参考値も81.69で、同じ幅の低下)
・男女差は小さいまま6号連続:男性82.10・女性81.60・その他76.90(男女差は0.50ポイント)
・年齢上昇とともに右肩上がりが継続:10代80.89→60代以上86.22。10代が3号連続で最低(30代81.11との差は0.22ptに縮小)
・都道府県TOP3:熊本(84.03)・東京(83.50)・山梨(82.55)/BOTTOM3:秋田(78.98)・岩手(79.04)・和歌山(79.41)。熊本は5号連続1位、最下位は福井から秋田へ交代。3号連続で47都道府県すべてがN≥50
・業種TOP3:コンサル(87.57)・教育・研究(85.61)・マスコミ・広告(84.79)/BOTTOM:小売・流通(80.69)。コンサルは4号連続の首位、3位は金融・保険からマスコミ・広告へ
・健康×幸福の段差は今号も強力:健康1→健康5でBHI5は+37.80pt(61.18→98.98)。5号連続で+37.5〜37.8ptの帯に収まる
・次回更新:2026年11月初週公開予定 / 速報は今月の発見5選(2026年10月)へ
目次
BHI5とは ── 算出方法を徹底解説(第2号 式改定)
BHI5(日本人幸福指数)は、ビッグファイブ性格診断の5因子T得点(標準化得点)と生活実感の単純合成で算出される、BIG5-BASIC独自の幸福指標です。算出式そのものはとてもシンプルで、誰でも検証できる構造を採用しています。2026年6月号(第2号)より、心理的にも世界の幸福研究と整合する「生活実感統合版」を正式定義に採用しました。第1号で用いていた満足度のみの式も「BHI5(満足度版)」として併記し、両者を公式指標として運用します。
例えば2026年10月号の全国BHI5(生活実感統合版)81.62は、5因子T平均49.52 + (生活実感スコア3.210 × 10 = 32.10) ≒ 81.62 で算出されています(端数処理前の値で合成しているため、表示値の単純合計とは0.01pt程度ずれることがあります)。シンプルな式ですが、その背景には累計175万人を超えるデータと、健康・満足度の両方に回答した47,647人分の精緻なサンプルがあります。順を追って解説します。
① 何万件のデータを使っているのか
BHI5は次の3層構造のデータから算出しています。
| データ層 | 件数 | 使われ方 |
|---|---|---|
| 累計受検者 | 175万人超 | T得点標準化の歴史的基準 |
| 2026年3月6日〜9月30日の満足度回答者(信頼性D除外) | 68,677人 | BHI5(満足度版)の集計対象 |
| BHI5算出ベース(健康・満足度ともに回答) | 47,647人 | 第6号 生活実感統合版の直接的な集計対象 |
BIG5-BASICは性格診断サービスとして累計175万人に受検されてきました。この長期データはT得点(偏差値型の標準化得点)を作るための歴史的基準として機能しています。
サイトの大規模リニューアル公開日は2026年3月11日です。BHI5の集計起点は2026年3月6日で、質問項目・採点基準・信頼性検出アルゴリズムの刷新後のデータを使用しています。この集計起点から2026年9月30日までに診断を受け、生活満足度に回答した人のうち、信頼性ランクD(自己呈示バイアスや矛盾回答が多いと判定された層)を除外した68,677人が、BHI5(満足度版)の母集団です。さらにこの中で診断後アンケートで生活満足度と主観的健康感の両方に回答した47,647人を、正式指標である「生活実感統合版」の直接的な集計対象としています。
統合版のサンプルは満足度版より絞られますが、これは「より精緻に健康項目を統合した版」であることの裏返しです。両回答を有するサンプルに限定することで、心身を統合した幸福度をより丁寧に捉えています。第6号では統合版の母数が第5号(38,610人)から47,647人へさらに拡大し、3号連続で47都道府県すべてが採用基準(N≥50)を満たしています。
② 生活満足度アンケートの中身
BHI5の「満足度」要素は、診断完了後の任意アンケートで取得しています。以下の単一項目を使用:
満足度設問(実際の質問文)
質問:「現在のあなたの生活全般について、どの程度満足していますか?」
回答尺度(5段階):
- 1 = 非常に不満
- 2 = やや不満
- 3 = どちらでもない
- 4 = やや満足
- 5 = 非常に満足
この設問は、心理学者Edward Diener博士のSWLS(Satisfaction With Life Scale/人生満足度尺度)の中核質問を1項目に簡略化したものです。SWLS自体は5項目で構成されますが、BHI5では診断後の負荷を最小化するため代表設問1項目で代用しています。完全版SWLSとの相関は、過去の予備調査でr=0.78と良好に確認されています。
2026年10月号時点の全国平均満足度は3.208。「どちらでもない(3)」と「やや満足(4)」のあいだに位置しており、日本人全体としては「やや満足寄りの中間」という穏やかな状態と読み取れます。
②-b 主観的健康感アンケート(第2号より統合)
第2号より、BHI5は満足度と並んで主観的健康感を生活実感の構成要素として統合しました。診断完了後の任意アンケートで以下の単一項目を取得しています。
主観的健康感設問(実際の質問文)
質問:「現在のあなたの健康状態はいかがですか?」
回答尺度(5段階):
- 1 = 良くない
- 2 = あまり良くない
- 3 = 普通
- 4 = 良い
- 5 = 非常に良い
主観的健康感(Self-Rated Health)は、客観的な医学的指標と独立に死亡率・QOL・幸福度を予測することがWHOおよびOECD系の研究で繰り返し確認されている、極めて信頼性の高い単一項目指標です。BHI5では満足度と等重みで平均し「生活実感スコア」として合成しています。
2026年10月号時点の全国平均健康感は3.211、生活実感スコア(満足度と健康感の平均)は3.210。健康と満足度はほぼ同水準で推移しています(平均が近いことは統合の妥当性の証明ではなく、統合後の値が一方に引きずられていないことの確認です)。
③ ビッグファイブ5因子T得点とは
BHI5のもう一つの構成要素である5因子T得点は、120問の本診断から算出される性格特性スコアです。
| 因子 | 記号 | 意味 |
|---|---|---|
| 外向性 | E | 社交性・活発さ・刺激希求 |
| 協調性 | A | 思いやり・共感性・調和志向 |
| 勤勉性 | C | 計画性・自己管理・達成志向 |
| 情動性 | N | 穏やかさ・感情の安定(高いほど安定) |
| 創造性 | O | 知的好奇心・新規性追求 |
T得点は平均50・標準偏差10に標準化された偏差値型のスコアです。50が日本人平均、40〜60が標準範囲、70以上が上位2.3%、30未満が下位2.3%という分布になります。
BHI5では5因子のT得点を単純平均し、これを「性格的な幸福の素地」として満足度と合成します。なぜ5因子を平均するのか? 各因子は独立に主観的幸福感と相関することが先行研究で示されており(特に情動性と外向性が強く相関)、平均化することで性格の総合的な「健やかさ」を一つの数値で表現できるためです。
④ なぜ「生活実感スコア × 10」なのか
算出式に登場する「生活実感スコア × 10」には明確な理由があります。
5因子T得点と生活実感を等価合成するための係数
- 5因子T得点平均は40〜60の幅に大半が収まる(標準偏差10)
- 生活実感スコア(1〜5)に×10をかけると10〜50の幅になる
- 両者の振れ幅をほぼ揃えることで、性格と生活実感を同じ重みで合成できる
- 結果としてBHI5は理論上10〜150の範囲、実際の分布は40〜140程度に収まる
- 満足度版(第1号互換)も同じ「×10」係数を採用しており、両指標の数値はそのまま比較可能
もし係数を×5にすると生活実感の影響が半分になり、×20にすると生活実感が支配的になってしまいます。「×10」は性格と生活実感をほぼ同じ大きさで扱うための設計上の選択であり、唯一の正解というわけではありません。係数を変えた場合の値は今後の号で併記を検討します。
⑤ あなたのBHI5スコアの読み方
BHI5は理論上10〜150の範囲を取り、第6号47,647人の実分布では平均約82になります。下記の7段階で解釈してください(生活実感統合版・満足度版ともに同じバンドが適用できます)。
| BHI5スコア | 解釈 | 分布上の位置 |
|---|---|---|
| 37未満 | 非常に低い | 下位5% |
| 37〜57 | 低い | 下位5〜20% |
| 57〜73 | やや低い | 下位20〜40% |
| 73〜88 | 標準(全国平均81.62はここ) | 中央40〜60% |
| 88〜106 | やや高い | 上位40〜20% |
| 106〜126 | 高い | 上位20〜5% |
| 126以上 | 非常に高い | 上位5% |
※ 上記バンドはBIG5-BASIC受検者の実分布から算出した参考値です。BHI5が50台でも自分の生活に満足している場合があり、絶対的な評価ではなく相対的な位置の目安としてご参照ください。
BHI5の設計思想(4つの原則)
- 透明性最優先:算出式は誰でも検証できるシンプルな合成。重み(等重み・×10)は設計上の選択として公開する
- 性格×生活実感の複合:性格特性と「人生満足度+主観的健康感」を一つの数値に。心身を統合した安定指標
- 標準化済みT得点を使用:5因子は蓄積された受検データを基準に平均50・SD10へ標準化(個人の年代・性別による補正は行っていない)
- 信頼性ランクD以外のみ:自己呈示バイアス・矛盾回答を検出した層を除外し、誠実な回答だけで集計
BHI5は「どんな幸福」を測るのか
「幸福」と一言で言っても、その中身は驚くほど多様です。一杯のコーヒーを楽しむ瞬間の喜びと、人生全体を振り返って感じる充実感は、心理学的にはまったく別の幸福として扱われます。BHI5がどの幸福を測り、どの幸福を測らないのかを整理しました。
幸福研究の3要素モデル(Diener, 1984)
世界の幸福研究で標準的に用いられている枠組みは、米心理学者Edward Dienerの「主観的幸福感(Subjective Well-Being)」モデルです。これは幸福を3つの要素に分解します。
| 幸福の3要素 | 内容 | BHI5の対応 |
|---|---|---|
| ① 認知的要素 (Life Satisfaction) | 自分の人生全体にどれだけ満足しているかという、合理的な評価 | 満足度設問で直接測定 |
| ② ポジティブ感情 | 嬉しい・楽しい・誇らしいといった感情の頻度 | 外向性・情動性で間接的に推定 |
| ③ ネガティブ感情 | 悲しい・不安・怒りといった感情の頻度 | 情動性で間接的に推定 |
| ④ 身体的ウェルビーイング (Self-Rated Health) | 主観的に評価した健康状態。Dienerの3要素モデルを補完する第4軸 | 第2号より主観的健康感で直接測定 |
BHI5はこの要素のうち、「①認知的要素」を生活満足度回答で直接的に、「②③感情面」を性格5因子(特に情動性と外向性)で間接的に、そして「④身体的ウェルビーイング」を主観的健康感で直接的にカバーしています。第2号より満足度と健康感を合成した「生活実感スコア」を導入することで、Diener以降の主観的幸福研究(特に身体感覚を含むウェルビーイング研究の進展)と整合させ、心身を統合した一つの数値に圧縮しているのが現行BHI5の特徴です。
ヘドニックな幸福 vs ユーダイモニックな幸福
幸福にはもう一つの古典的な分類があります。古代ギリシャ哲学に由来する「ヘドニック」と「ユーダイモニック」です。
| 分類 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| ヘドニック (快楽的幸福) | 快感・喜び・苦痛のなさ | 美味しい食事、好きな音楽、リラックスした休日 |
| ユーダイモニック (生きがい的幸福) | 意味のある人生・自己実現・成長 | 仕事のやりがい、子育ての達成感、自分らしさの発揮 |
BHI5は「生活全般への満足度」を扱うため、ユーダイモニック寄りの指標と言えます。一時の気分(ヘドニック)よりも、人生全体への評価(ユーダイモニック)を反映しやすい構造です。これは指標としての安定性に直結します。
BHI5で「測れること」と「測れないこと」
✅ BHI5が測れる幸福
- 人生全体への満足度:今の生活に納得しているか
- 性格的に下支えされた幸福の素地:感情の安定や社交性が幸福度に与える影響
- 長期的・安定的な幸福水準:その日の気分ではなく数週間〜数年単位の幸福
- 集団間の幸福度比較:年代・地域・業種など属性別の傾向
- 性格と幸福の複合パターン:「協調性は高いが満足度は低い」など個性に応じた幸福地図
❌ BHI5が測りにくい幸福
- 今日一日の気分:朝起きた瞬間の機嫌、昼の眠気、夜の安らぎ
- 瞬間的な喜び:プレゼントを受け取った瞬間、合格通知を見た瞬間
- 特定の出来事への感情反応:悲しい知らせ、怒りの瞬間
- 客観的な健康指標:血液検査値や疾患の有無など医学的な客観指標。第2号より主観的健康感は統合しましたが、客観的医学指標とは独立しています
- 客観的な経済水準・生活水準:BHI5は主観評価のみで、客観指標とは独立
なぜ性格を含めるのか ── BHI5独自の発想
世界の主要な幸福指標(OECD Better Life Index、World Happiness Reportなど)は、所得・健康・社会的支援・人生選択の自由など「環境要因」を重視します。一方でBHI5は、これらの環境要因をあえて含めず、「性格×満足度」という心理的内的構造に絞った指標です。
これには明確な理由があります。心理学の主観的幸福感研究では、性格特性が幸福度の個人差の40〜50%を予測することが繰り返し報告されています。同じ年収・同じ環境でも、性格によって感じる幸福度はまったく異なるのです。
BHI5は「人々が同じ環境にいたときに、性格と感じ方の組み合わせでどれだけ幸福度に差が出るか」を可視化する指標とも言えます。だからこそ、地域差・業種差・年代差を比較する際に、環境要因と心理要因のどちらが効いているのかを浮き彫りにできます。
例えば本号(第6号・生活実感統合版)でも、30代(81.11)を10代(80.89)が下回り、3号連続で10代が最低の年代となりました。30代は子育て・キャリア・住宅ローン・親の介護など複数の責任が重なる年代、10代は進路や対人関係の不確実性が大きい時期であり、いずれも心理的負荷の高さが数値に表れていると読めます。BHI5は、その心理的負荷の大きさを性格と生活実感の合成として捉えています。
また第6号でも年齢が上がるほどBHI5が右肩上がり、60代以上で86.22と大ジャンプするパターンが確認されました。人生全体への振り返りが肯定的になり、性格的にも安定が増し、健康への向き合い方も成熟する傾向を反映しています。世界の幸福度研究で繰り返し確認される「年齢×幸福度の上昇トレンド」と一致しており、BHI5が世界標準の幸福研究と整合する指標であることの傍証となっています。
BHI5は「数値の高さ」を競うための指標ではありません。あなた自身の人生段階・属性・性格に対して、相対的にどの位置にいるのかを知るための地図として活用してください。
全国BHI5の内訳(2026年10月号)
正式定義「BHI5(生活実感統合版)」と、第1号互換の「BHI5(満足度版)」の両方を併記します。生活実感スコアは、生活満足度と主観的健康感の単純平均です。
| 構成要素 | 値(生活実感統合版 N=47,647) |
|---|---|
| 5因子T得点平均 | 49.52 |
| 生活満足度(5段階) | 3.208 |
| 主観的健康感(5段階) | 3.211 |
| 生活実感スコア(満足度+健康感の平均) | 3.210 |
| 生活実感スコア × 10 | 32.10 |
| BHI5(生活実感統合版) 全国合計 | 81.62 |
| 参考:BHI5(満足度版)の内訳 | 値(N=68,677) |
|---|---|
| 5因子T得点平均 | 49.44 |
| 生活満足度(5段階) | 3.203 |
| 満足度 × 10 | 32.03 |
| BHI5(満足度版) 全国合計 | 81.47 |
5因子はいずれも50付近の標準範囲に収まっており、今号のサンプルが基準値から大きく外れていないことを示しています(代表性や測定妥当性の証明ではありません)。生活実感統合版と満足度版の差は+0.15ptで、健康感を統合してもBHI5全体水準は安定しており、両指標の時系列比較が無理なく成立します。差は第2号+0.50 → 第3号+0.39 → 第4号+0.22 → 第5号+0.20 → 第6号+0.15 と縮小傾向が続いています。健康感への回答率上昇によって両版の母集団が近づいたことは背景の一つと考えられますが、差はサンプル構成の変化でも動くため、回答率だけが原因とは断定できません。
参考:年代×性別の構成を固定した値は81.69(統合版との差+0.07pt)。受検者の年代・性別の比率を第2号時点(2026年5月31日まで)に固定して計算し直した値で、対象は年代と性別の区分が揃う42,343人です。前号は同じ計算で81.86だったため、構成を固定しても今号は0.17pt下がっています。今号の低下は、受検者の年代・性別の比率が変わったことでは説明できません。
性別別BHI5(2026年10月号)
| 性別 | BHI5(生活実感統合版) | N |
|---|---|---|
| 男性 | 82.10 | 17,107 |
| 女性 | 81.60 | 25,691 |
| その他 | 76.90 | 1,622 |
男性と女性のBHI5の差は0.50ポイント。母数が47,647人に拡大した第6号でも、男女差は1ポイント未満という構造が再確認されました。男女差が小さいという特徴は、第1号から6号連続で再現されています(差そのものは第4号0.39 → 第5号0.42 → 第6号0.50とわずかに広がっています)。ただし内訳を分解すると、生活満足度は女性が高く(3.252 vs 3.165)、主観的健康感は男性が高い(3.296 vs 3.173)という対称的な逆転があり、合計点が近くても幸福の組み立て方は異なります。「その他」回答者のBHI5が約5ポイント低いのは、社会的マイノリティの心理的負担を反映している可能性があります。
年代別BHI5(右肩上がり+60代+ジャンプ)
| 年代 | BHI5(生活実感統合版) | N |
|---|---|---|
| 10代(今号の最低) | 80.89 | 14,183 |
| 20代 | 82.00 | 15,235 |
| 30代(局所的な底) | 81.11 | 8,170 |
| 40代 | 83.02 | 4,104 |
| 50代 | 83.65 | 1,858 |
| 60代以上(最高) | 86.22 | 419 |
今号のキーパターンも「年齢上昇とともに右肩上がり、60代以上で大ジャンプ」です。20代でいったん82.00に上昇し、30代が局所的な底(81.11)になる谷がありますが、40代・50代は83台へ上がり、60代以上で86.22まで大きく跳ね上がるのが特徴です。「10代(80.89)が最低」の構図は今号も続き、3号連続となりました。10代の母数は14,183人まで増えています。一方で30代も前号から0.24pt下がったため、10代と30代の差は0.22pt(前号0.38pt)に縮まりました。60代以上は母数が419人と少なく、値が号ごとに動きやすい点に注意してください。30代の谷は子育て・キャリア・親の介護などが重なる年代特有の心理的負荷を、60代+のジャンプは人生全体への振り返りの肯定化と健康への向き合い方の成熟を反映していると解釈できます。詳細は幸福度のU字曲線が判明を参照。
都道府県別BHI5(TOP3・BOTTOM3+全47都道府県/2026年10月号)
健康と満足度の両方に回答したサンプル(N=47,647)を母集団に、都道府県別の十分なnを担保するためN≥50を採用基準としています。第6号も47都道府県すべてが基準を満たし、3号連続で全県がランキング対象です(国外=area 48は別枠)。以下はTOP3・BOTTOM3の抜粋です。
BHI5 TOP3
| 順位 | 都道府県 | BHI5(生活実感統合版) | N |
|---|---|---|---|
| 1位 | 熊本県 | 84.03 | 385 |
| 2位 | 東京都 | 83.50 | 6,682 |
| 3位 | 山梨県 | 82.55 | 254 |
BHI5 BOTTOM3
| 順位 | 都道府県 | BHI5(生活実感統合版) | N |
|---|---|---|---|
| 45位 | 和歌山県 | 79.41 | 132 |
| 46位 | 岩手県 | 79.04 | 243 |
| 47位 | 秋田県 | 78.98 | 209 |
1位熊本県と47位秋田県の差は5.05ポイント(第4号6.04 → 第5号5.50 → 第6号5.05)。地域差は2号続けて縮まり、今号は年代差(60代以上−10代=5.33)を下回りました。第4号・第5号では地域差のほうが大きかったので、順序が入れ替わったことになります。熊本県は第2号から5号連続の1位、東京都も3号連続の2位です。3位には前号14位の山梨県(82.55)が入り、前号3位の茨城県は4位(82.41)でした。下位では前号最下位の福井県が43位(79.67)へ上がり、今号の最下位は前号44位の秋田県(78.98)です。最下位は鳥取県→福井県→秋田県と3号続けて入れ替わっています。上位・下位とも各県の母数はまだ百〜数百人の規模で、順位は号ごとに入れ替わりうる点に注意してください。詳細分析は統計レポートvol.3 47都道府県別ランキングを参照。
全47都道府県ランキング(2026年10月号)
統合版の降順で全47都道府県を掲載します。比較条件を揃えるため、同じ両回答者に満足度式を適用した値も併記しました。これは満足度回答者全体(全国N=68,677)を母集団とする正式な「満足度版」の都道府県別集計とは異なります。
| 順位 | 都道府県 | BHI5(統合版) | 満足度式(同一標本) | N(両回答者) |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 熊本県 | 84.03 | 83.70 | 385 |
| 2位 | 東京都 | 83.50 | 83.44 | 6,682 |
| 3位 | 山梨県 | 82.55 | 82.81 | 254 |
| 4位 | 茨城県 | 82.41 | 82.19 | 801 |
| 5位 | 愛知県 | 82.23 | 82.38 | 1,871 |
| 6位 | 大阪府 | 82.21 | 82.35 | 2,424 |
| 7位 | 福岡県 | 82.20 | 82.28 | 1,120 |
| 8位 | 京都府 | 82.08 | 82.13 | 830 |
| 9位 | 宮崎県 | 81.99 | 82.31 | 159 |
| 10位 | 奈良県 | 81.90 | 82.25 | 283 |
| 11位 | 神奈川県 | 81.87 | 81.74 | 3,012 |
| 12位 | 兵庫県 | 81.83 | 81.37 | 1,211 |
| 13位 | 大分県 | 81.56 | 81.94 | 181 |
| 14位 | 三重県 | 81.49 | 81.91 | 336 |
| 15位 | 広島県 | 81.47 | 81.75 | 684 |
| 16位 | 岐阜県 | 81.33 | 81.38 | 329 |
| 17位 | 滋賀県 | 81.31 | 81.27 | 364 |
| 18位 | 埼玉県 | 81.29 | 81.22 | 2,174 |
| 19位 | 千葉県 | 81.28 | 81.10 | 1,818 |
| 20位 | 宮城県 | 81.28 | 81.08 | 684 |
| 21位 | 長崎県 | 81.27 | 82.38 | 167 |
| 22位 | 石川県 | 81.18 | 80.84 | 231 |
| 23位 | 長野県 | 81.17 | 81.49 | 401 |
| 24位 | 岡山県 | 81.04 | 80.54 | 330 |
| 25位 | 香川県 | 81.03 | 81.03 | 159 |
| 26位 | 愛媛県 | 81.02 | 80.99 | 199 |
| 27位 | 新潟県 | 80.99 | 81.85 | 394 |
| 28位 | 鹿児島県 | 80.95 | 80.50 | 300 |
| 29位 | 福島県 | 80.85 | 80.64 | 400 |
| 30位 | 北海道 | 80.77 | 80.38 | 1,767 |
| 31位 | 沖縄県 | 80.75 | 80.93 | 490 |
| 32位 | 山形県 | 80.73 | 80.38 | 355 |
| 33位 | 栃木県 | 80.67 | 80.65 | 417 |
| 34位 | 群馬県 | 80.48 | 80.34 | 447 |
| 35位 | 鳥取県 | 80.42 | 81.08 | 105 |
| 36位 | 富山県 | 80.39 | 80.39 | 221 |
| 37位 | 静岡県 | 80.27 | 80.25 | 718 |
| 38位 | 青森県 | 80.25 | 79.56 | 232 |
| 39位 | 山口県 | 79.94 | 80.40 | 206 |
| 40位 | 佐賀県 | 79.83 | 79.41 | 109 |
| 41位 | 徳島県 | 79.75 | 79.03 | 112 |
| 42位 | 高知県 | 79.72 | 79.78 | 94 |
| 43位 | 福井県 | 79.67 | 79.13 | 159 |
| 44位 | 島根県 | 79.52 | 79.89 | 106 |
| 45位 | 和歌山県 | 79.41 | 79.03 | 132 |
| 46位 | 岩手県 | 79.04 | 78.77 | 243 |
| 47位 | 秋田県 | 78.98 | 77.76 | 209 |
※ 参考:国外居住者(area 48)はN=483、BHI5=85.28で別枠扱い。日本国内ランキングからは除外しています。
業種別BHI5(TOP3・BOTTOM3+全13業種/2026年10月号)
健康と満足度の両方に回答したサンプル(N=47,647)から、業種別の十分なnを担保するためN≥100かつ「その他」を除外した13業種を対象に集計しました。TOP3とBOTTOM3を抜粋しています。
BHI5 TOP3(業種)
| 順位 | 業種 | BHI5(生活実感統合版) | N |
|---|---|---|---|
| 1位 | コンサル | 87.57 | 472 |
| 2位 | 教育・研究 | 85.61 | 1,748 |
| 3位 | マスコミ・広告 | 84.79 | 487 |
BHI5 BOTTOM3(業種)
| 順位 | 業種 | BHI5(生活実感統合版) | N |
|---|---|---|---|
| 11位 | メーカー・製造 | 82.13 | 2,582 |
| 12位 | サービス・外食 | 81.03 | 2,426 |
| 13位 | 小売・流通 | 80.69 | 1,543 |
1位コンサル(87.57)と13位小売・流通(80.69)の差は6.88ポイント(前号6.33)。コンサルは4号連続の首位で、2位も前号と同じ教育・研究です。3位は前号4位のマスコミ・広告(84.79)に入れ替わり、前号3位の金融・保険は84.39で4位になりました(前号85.49から−1.10pt)。1位と最下位の差(6.88pt)は都道府県の1位・最下位差(5.05pt)を上回っており、「どこに住むか」以上に「どの業界で働くか」が幸福度と連動するという観察が今号でも維持されました。下位はサービス・外食、小売・流通と対人負荷の高い現場系業種が並ぶ構図が続いています。コンサル、マスコミ・広告、金融・保険は母数が500人前後と小さく、値が号ごとに動きやすい点に注意してください。詳細分析は統計レポートvol.4 14業種別性格プロファイルを参照。
全13業種ランキング(2026年10月号)
統合版と同じ両回答者に満足度式を適用した値を併記しています。満足度回答者全体(全国N=68,677)を母集団とする正式な「満足度版」の業種別集計ではありません。
| 順位 | 業種 | BHI5(統合版) | 満足度式(同一標本) | N(両回答者) |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | コンサル | 87.57 | 87.16 | 472 |
| 2位 | 教育・研究 | 85.61 | 86.12 | 1,748 |
| 3位 | マスコミ・広告 | 84.79 | 84.26 | 487 |
| 4位 | 金融・保険 | 84.39 | 84.02 | 549 |
| 5位 | 商社・卸売 | 84.17 | 83.91 | 486 |
| 6位 | 官公庁・団体 | 83.91 | 83.75 | 717 |
| 7位 | 不動産・建設 | 83.31 | 82.50 | 1,080 |
| 8位 | エンタメ | 82.87 | 83.41 | 645 |
| 9位 | IT・通信 | 82.69 | 82.38 | 3,016 |
| 10位 | 医療・福祉 | 82.15 | 82.09 | 3,357 |
| 11位 | メーカー・製造 | 82.13 | 81.83 | 2,582 |
| 12位 | サービス・外食 | 81.03 | 80.55 | 2,426 |
| 13位 | 小売・流通 | 80.69 | 79.78 | 1,543 |
健康状態別BHI5(第2号新設・今号も最大の説明軸)
🔬 健康と幸福の段差 ── +37.80pt
第2号でBHI5に主観的健康感を統合した最大の根拠が、このセクションのデータです。健康状態が1(良くない)の層と5(非常に良い)の層では、BHI5が61.18 → 98.98 と+37.80ポイントもの段差を見せます(第2号+37.74pt/第3号+37.57pt/第4号+37.76pt/第5号+37.70pt)。母数が第2号の5.8倍に拡大しても5号連続で+37.5〜37.8ptの帯に収まっており、年代差や地域差を遥かに上回る、本指標で最も大きな差を生む軸であることが改めて確認されました。
| 健康状態 | N | BHI5(生活実感統合版) |
|---|---|---|
| 1(良くない) | 1,933 | 61.18 |
| 2(あまり良くない) | 8,275 | 69.89 |
| 3(普通) | 20,508 | 79.34 |
| 4(良い) | 11,670 | 89.49 |
| 5(非常に良い) | 5,261 | 98.98 |
5段階のすべてで階段状に上昇し、隣接段差は健康1→2で+8.71、2→3で+9.45、3→4で+10.15、4→5で+9.49とほぼ等間隔で約9〜10ポイント刻みに幸福度が積み上がります。これほど線形にきれいに上昇する変数は、今号の集計でも健康感だけでした。
とりわけ健康5(非常に良い)のBHI5 98.98は標準バンド(73〜88)の上限を大きく超え、「やや高い」帯の上端に到達する水準です。一方、健康1(良くない)の61.18は「やや低い」帯に該当し、性格や年代を問わず健康感が最も低い層では幸福度が構造的に下方へ引かれることを示します。
このデータは、第2号で「BHI5は心身を統合した一つの数値である」と定義し直したことと整合する結果でもあります(健康自覚は式の構成要素なので、この段差の大部分は式の構造由来です)。次号以降は健康状態別の年代クロスや地域クロスなど、健康軸を起点にした多次元の分解も継続的に公開していく予定です。
時系列推移(過去BHI5)
BHI5は月次で更新されます。過去のBHI5推移を比較することで、日本人の幸福度の経時変化が確認できます。第2号より、満足度版(第1号互換)と生活実感統合版の両方を継続併記します。
2026年10月号(第6号・最新)
BHI5(生活実感統合版)= 81.62(N=47,647/第5号比 −0.17)/BHI5(満足度版)= 81.47(N=68,677/第5号比 −0.12)
2026年9月号(第5号)
BHI5(生活実感統合版)= 81.79(N=38,610/第4号比 −0.06)/BHI5(満足度版)= 81.59(N=59,504/第4号比 −0.04)
2026年8月号(第4号)
BHI5(生活実感統合版)= 81.85(N=29,459/第3号比 −0.19)/BHI5(満足度版)= 81.63(N=50,204/第3号比 −0.02)
2026年7月号(第3号)
BHI5(生活実感統合版)= 82.04(N=17,934/第2号比 +0.11)/BHI5(満足度版)= 81.65(N=38,521/第2号比 +0.22)
2026年6月号(第2号・統合版採用)
BHI5(生活実感統合版)= 81.93(N=8,176)/BHI5(満足度版)= 81.43(N=28,565)
2026年5月号(第1号)
BHI5(満足度版)= 81.8(N=19,104・第1号集計時点/時系列基準値)
第1号〜第6号 比較表
| 指標 | 第1号(2026年5月) | 第2号(2026年6月) | 第3号(2026年7月) | 第4号(2026年8月) | 第5号(2026年9月) | 第6号(2026年10月) | 前号差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| BHI5(満足度版) | 81.8 | 81.43 | 81.65 | 81.63 | 81.59 | 81.47 | −0.12 |
| BHI5(生活実感統合版) | —(未集計) | 81.93 | 82.04 | 81.85 | 81.79 | 81.62 | −0.17 |
| 満足度版 ↔ 統合版 の差 | — | +0.50 | +0.39 | +0.22 | +0.20 | +0.15 | — |
第6号は統合版−0.17pt、満足度版−0.12ptと、3号連続の低下です。統合版81.62は採用後の5時点で最も低い値になりました。5時点(81.93/82.04/81.85/81.79/81.62)の幅は0.42pt、満足度版は6時点の号間変動が最大0.37pt(第1→第2号)で、いずれも1pt未満に収まっています。年代×性別の構成を第2号時点に固定した参考値も前号81.86 → 今号81.69と同じ幅で下がっており、受検者の年代・性別の比率の変化では説明できません。満足度(3.224→3.208)と健康感(3.219→3.211)の両方が少しずつ下がっています。低下が続くのか、季節や受検経路による一時的な動きなのかは、まだ判断できません。統合版が満足度版より高い構造(今号+0.15pt)は継続しています。
※ 次回更新は2026年11月初週公開予定。
メソドロジー(方法論詳細)
| 項目 | 内容(第6号・2026年10月号) |
|---|---|
| サンプル(生活実感統合版) | BIG5-BASIC受検者で生活満足度と主観的健康感の両方に回答したN=47,647 |
| サンプル(満足度版・参考併記) | BIG5-BASIC受検者で生活満足度に回答したN=68,677 |
| データ期間 | 2026年3月6日(集計起点)〜2026年9月30日 |
| 除外条件 | 信頼性ランクD(バイアス検出)を除外し集計(統合版基準で2,214人を除外) |
| 地理的範囲 | 日本国内(国外居住者=area 48は別枠扱い) |
| 更新頻度 | 月次(毎月初週公開) |
| 算出式(生活実感統合版・正式定義) | BHI5 = (5因子T得点平均) + (生活実感スコア × 10) 生活実感スコア = (生活満足度 + 主観的健康感) / 2 |
| 算出式(満足度版・第1号互換) | BHI5 = (5因子T得点平均) + (満足度 × 10) |
| T得点の標準化 | BIG5-BASIC内部基準(平均50・SD10) |
| 参考値(年代×性別の構成を固定) | 年代×性別の各区分の平均を、第2号時点(〜2026年5月31日)の構成比で重み付けして合算。基準時点でN≥30の15区分が対象。公表値(統合版)は構成を固定しない単純平均 |
| 都道府県別 採用基準 | N≥50 のみランキング採用(第6号は47都道府県すべてが対象) |
| 業種別 採用基準 | N≥100 かつ「その他」除外(第6号は13業種が対象) |
参考にした既存研究
- Goldberg, L.R. (1990). An alternative "description of personality": The Big-Five factor structure. Journal of Personality and Social Psychology.
- Costa, P.T. & McCrae, R.R. (1992). Revised NEO Personality Inventory (NEO-PI-R). Psychological Assessment Resources.
- Diener, E. (1984). Subjective well-being. Psychological Bulletin.
- Blanchflower, D.G. & Oswald, A.J. (2008). Is well-being U-shaped over the life cycle? Social Science & Medicine.(U字曲線研究)
BHI5は上記研究の知見を出発点としていますが、独自の合成方式と日本人サンプルでの検証はBIG5-BASICによる新しい指標化です。学界の既存指標との相関は今後の更新で順次検証していきます。
指標の限界
- サンプルはBIG5-BASIC自発的受検者であり、日本人口比率と完全には一致しません
- 10代・20代がやや多めのサンプル構成(年代別の比較は注意が必要)
- 生活実感統合版は健康・満足度の両方に回答したサンプル(N=47,647)に限定されるため、満足度版(N=68,677)よりも標本サイズが小さいトレードオフがあります(より精緻に健康項目を統合した版という設計上の選択)
- 因子と生活実感を同重みで合成しているため、両者の相対的影響度は表現していません
- 主観的健康感は単一項目で取得しているため、医学的客観指標とは独立した主観評価です
- 長期トレンドは継続更新で確認していく段階です(第6号時点で6時点の比較が可能)
引用・転載ポリシー
BHI5(日本人幸福指数)の数値・グラフ・分析の引用は、メディア・研究者・教育機関の方々による利用を歓迎します。
引用形式(推奨):
BIG5-BASIC「BHI5(日本人幸福指数)」2026年10月号(第6号・生活実感統合版)(https://big5-basic.com/front/column/bhi5)
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BIG5-BASIC データチーム (2026).
「日本人の幸福度ランキング 2026年10月版|都道府県・年代・業種別 47,647人調査【BHI5】」.
https://big5-basic.com/front/column/bhi5
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