本記事の数値は2026年5月時点のスナップショット集計(n=27,097人)です。最新の母数 41,028人ベース(満足度回答 28,565人)の集計は データエクスプローラー で随時更新中です。
BIG5-BASIC定期統計レポートシリーズ最終回(vol.7)では、ユニークな切り口を提供します。BIG5-BASICへの流入元(どのサイト・検索エンジンから来たか)別に、受検者の性格プロファイルを比較します。「どの経路で来た人が、どんな性格傾向か」という分析は、デジタルマーケティングと心理測定の交差点にある興味深いテーマです。
📊 vol.7 ハイライト
・Bing検索ユーザーは満足度3.40と最高(協調性51.8と高め)
・X(Twitter)ユーザーはIHRTS型(慎重な現実主義者)が16.2%と多数派
・duckduckgo.comユーザーは創造性53.8と突出(テック・プライバシー意識層)
・richlink.blogsys.jpユーザーは満足度2.80と最低、内向型IHRTSが20.2%
・HR系サイト経由のユーザーはEACNO型(万能リーダー)が24%と突出
・「使うサイト」と「性格」には統計的に意味のある対応関係が存在
なぜ流入元別の性格分析を行うか
マーケティングの世界では「ペルソナ分析」として、サービス利用者の年齢・性別・属性が分析されますが、性格因子レベルの分析は希少です。本レポートでは「流入元」という外部行動データと「ビッグファイブ」という心理特性データを組み合わせ、デジタル世界における「行動と性格」の対応関係を探ります。
これは(a)使うサイトが性格に影響を与えるのか、(b)性格が使うサイトを選ばせているのか、を識別する研究ではなく、「現状の対応関係」を明らかにする記述的分析です。
主要流入元と人数
| 流入元 | N |
|---|---|
| Google検索 | 10,341 |
| Yahoo!検索 | 952 |
| Bing検索 | 826 |
| achievement-hrs.co.jp(HR系) | 300 |
| shindancloud.com(診断系) | 296 |
| richlink.blogsys.jp(紹介系) | 258 |
| Google広告 | 243 |
| note.com | 157 |
| X(Twitter) | 142 |
| duckduckgo.com | 68 |
Google検索が圧倒的多数(全体の約38%)。SNSではX(Twitter)、note.com、外部紹介サイトとしてHR系・診断系・紹介系のサイトからの流入が一定数あります。
流入元別 満足度ランキング
| 順位 | 流入元 | N | 平均満足度 |
|---|---|---|---|
| 1位 | Bing検索 | 826 | 3.40 |
| 2位 | Yahoo!検索 | 952 | 3.26 |
| 3位 | Google広告 | 243 | 3.25 |
| 4位 | Google検索 | 10,341 | 3.24 |
| 5位 | shindancloud.com | 296 | 3.21 |
| 6位 | achievement-hrs.co.jp | 300 | 3.20 |
| 7位 | note.com | 157 | 3.14 |
| 8位 | duckduckgo.com | 68 | 3.07 |
| 9位 | X(Twitter) | 142 | 3.06 |
| 10位 | richlink.blogsys.jp | 258 | 2.80 |
1位Bing(3.40)と最下位richlink(2.80)の差は0.60ポイント。同じ「BIG5-BASICを訪れる人」でも、流入経路によって満足度の中央値が大きく異なる点は興味深い発見です。
流入元別 5因子プロファイル
| 流入元 | 外向 | 協調 | 勤勉 | 情動 | 創造 |
|---|---|---|---|---|---|
| Bing検索 | 51.4 | 51.8 | 49.2 | 48.9 | 48.7 |
| achievement-hrs.co.jp | 51.3 | 51.6 | 51.4 | 51.0 | 51.6 |
| Google広告 | 51.7 | 49.5 | 48.8 | 49.0 | 49.2 |
| Yahoo!検索 | 50.3 | 50.0 | 50.5 | 49.6 | 50.4 |
| Google検索 | 50.2 | 49.6 | 48.9 | 49.1 | 49.8 |
| shindancloud.com | 49.7 | 49.8 | 48.2 | 48.4 | 49.2 |
| note.com | 48.8 | 49.1 | 48.5 | 48.6 | 49.4 |
| X(Twitter) | 48.0 | 47.9 | 48.7 | 49.8 | 48.4 |
| duckduckgo.com | 47.4 | 46.7 | 52.3 | 51.2 | 53.8 |
| richlink.blogsys.jp | 45.6 | 47.6 | 47.9 | 48.4 | 48.4 |
duckduckgo.comユーザーの創造性53.8が突出して高く、外向・協調は低めという特異なプロファイル。プライバシー重視の検索エンジンを選ぶ層が、「個性的・テック志向」の性格を持つことを示唆します。一方、richlink紹介経由は5因子が全体的に低めで、「受動的に来た層」のパターンが見えます。
流入元別 多数派EACNOタイプ
| 流入元 | 多数派タイプ | シェア |
|---|---|---|
| Google検索 | EACNO(万能リーダー) | 13.4% |
| Yahoo!検索 | EACNO(万能リーダー) | 13.6% |
| Bing検索 | EACNO(万能リーダー) | 14.9% |
| achievement-hrs.co.jp | EACNO(万能リーダー) | 24.0% |
| note.com | EACNO(万能リーダー) | 13.4% |
| Google広告 | EACNO(万能リーダー) | 14.0% |
| duckduckgo.com | EACNO(万能リーダー) | 22.1% |
| X(Twitter) | IHRTS(慎重な現実主義者) | 16.2% |
| shindancloud.com | IHRTS(慎重な現実主義者) | 12.5% |
| richlink.blogsys.jp | IHRTS(慎重な現実主義者) | 20.2% |
主要検索エンジン3つ(Google・Yahoo・Bing)はいずれもEACNO型(万能リーダー)が多数派で13〜15%。これは全体平均(14.08%)とほぼ同じで、検索エンジン経由は「日本人の標準的構成」を反映しています。一方、X(Twitter)とrichlink紹介経由はIHRTS型(慎重な現実主義者)が多数派に逆転。SNSや紹介経由は「内向的・慎重」な層が多い傾向が見えます。
主要発見5つ
1. Bing検索ユーザーの幸福度の高さ
Bing検索ユーザーは満足度3.40と全流入元中最高。協調性51.8と外向性51.4も平均より高め。デフォルトブラウザ(Edge)使用者の特性が反映されている可能性。Microsoft環境の安定性を選ぶ層の特徴か。
2. X(Twitter)ユーザーは内向的
外向性48.0・協調性47.9と全流入元中最低水準。多数派タイプもIHRTS(慎重な現実主義者)。「Twitterは積極発信派」のイメージとは逆に、性格診断を受けに来る層は内向的傾向。
3. duckduckgoユーザーの創造性突出
創造性53.8は全流入元最高。プライバシー重視の検索エンジンを選ぶ層が「個性的・新しい技術好き」の傾向を持つことを示唆。テック系・若年層の特徴か。
4. HR系サイト経由はEACNO型が突出(24%)
achievement-hrs.co.jp経由はEACNO(万能リーダー)が24%と全体平均(14.08%)の1.7倍。キャリア志向の層が「リーダー型」に集中していることを示す。
5. 紹介経由ユーザーは満足度が低い
richlink.blogsys.jp経由は満足度2.80で最下位。「自ら検索した能動層」と「紹介リンクで来た受動層」では性格傾向が大きく異なる。マーケティング的に重要な発見。
シリーズ完結 ── 全7本の総括
2026年5月から始まった「BIG5-BASIC統計レポートシリーズ」全7本が、本vol.7で完結します。シリーズを通じて27,097人の最新データから明らかになった主要発見を振り返ります。
| vol. | テーマ | 主要発見 |
|---|---|---|
| 1 | サマリー | EACNO最多14.08%、EHCTS最希少0.47%、満足度U字曲線確認 |
| 2 | 9グループクロス分析 | 40代男性経営者が満足度3.84で最高、30代会社員が底 |
| 3 | 47都道府県別 | 長崎・山口・大分が幸福度上位、東北と石川が下位 |
| 4 | 14業種別 | コンサル(3.45)が最高、IT・通信は意外に普通(3.27) |
| 5 | 信頼性ランクS vs D | D群は5因子全てT=53〜62と異常値、満足度も+0.55盛る |
| 6 | 32×32相性マトリクス | 協調性・情動性・勤勉性が長期関係の鍵、補完型が最強 |
| 7 | 流入元別性格 | Bing検索ユーザー幸福度高、Twitter経由は内向IHRTS多数 |
シリーズの累計発見数は40以上。これらはすべて27,097人の最新サンプルから得られた一次情報であり、他社が出せない独自の知見です。今後は四半期ペースで「アップデートレポート」を公開予定。シリーズ全体のPDF総合版作成も検討中です。
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本レポートシリーズ全7本のデータ・分析結果の引用は、出典明記(「BIG5-BASIC統計レポートシリーズvol.X」+ 各記事URLへのリンク)を条件として歓迎します。マーケティング・心理学・データジャーナリズム分野でのご利用も歓迎します。総合版PDFが完成次第、別途配信します。
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BIG5-BASIC データチーム (2026).
「【統計レポートvol.7】流入元別の性格傾向|Google・X・Bingから来た人の性格はどう違うか」.
https://big5-basic.com/front/column/survey-2026-vol7-traffic-source
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