BIG5-BASICが月次で更新する独自指標BHI5(日本人幸福指数)の2026年10月号(第6号)が公開されました。全国BHI5(生活実感統合版)は81.62(N=47,647/前号比−0.17)。3号連続の低下で、統合版を採用してからの5時点で最も低い値です。それでも5時点の幅は0.42ポイントに収まっています。本記事では、47都道府県・年代・業種・健康状態の全データを収めた本体ダッシュボードから、今月特に注目すべき5つの発見だけを厳選して速報します。
全国値は81.62。受検者の構成を固定しても、同じ幅で下がった
統合版は第3号82.04 → 第4号81.85 → 第5号81.79 → 第6号81.62と3号続けて下がりました。今号の低下幅0.17ポイントは前号(0.06)より大きく、満足度版も81.59 → 81.47(−0.12)と同じ向きです。「受検者の年代や性別の比率が変わっただけではないか」を確かめるため、今号から年代×性別の構成を第2号時点に固定した参考値を公開します。その値は前号81.86 → 今号81.69で、低下幅は同じ0.17ポイントでした。年代・性別の比率の変化では、今号の低下を説明できません。内訳では生活満足度(3.224→3.208)と主観的健康感(3.219→3.211)の両方が少しずつ下がっています。低下が続くのか、季節や受検経路による一時的な動きなのかは、まだ判断できません。
| 号 | 統合版 | 満足度版 | 差 |
|---|---|---|---|
| 第2号(2026年6月) | 81.93 | 81.43 | +0.50 |
| 第3号(2026年7月) | 82.04 | 81.65 | +0.39 |
| 第4号(2026年8月) | 81.85 | 81.63 | +0.22 |
| 第5号(2026年9月) | 81.79 | 81.59 | +0.20 |
| 第6号(2026年10月) | 81.62 | 81.47 | +0.15 |
都道府県の最下位は福井から秋田へ。3位に山梨、熊本は5号連続の1位
採用基準N≥50を47都道府県すべてが満たしたのは3号連続。1位は熊本県84.03で第2号から5号連続、2位の東京都(83.50)も3号連続です。3位には前号14位の山梨県(82.55)が入り、前号3位の茨城県は4位(82.41)でした。下位では前号最下位の福井県が43位(79.67)へ上がり、今号の最下位は前号44位だった秋田県(78.98)です。最下位は鳥取県→福井県→秋田県と3号続けて入れ替わっています。1位と最下位の差は5.05ポイント(前号5.50、前々号6.04)と2号続けて縮まりました。上位・下位とも各県の母数は百〜数百人の規模なので、順位は号ごとに入れ替わりうる前提で読んでください。
| 順位 | 都道府県 | BHI5(統合版) | N |
|---|---|---|---|
| 1位 | 熊本県 | 84.03 | 385 |
| 2位 | 東京都 | 83.50 | 6,682 |
| 3位 | 山梨県 | 82.55 | 254 |
| 45位 | 和歌山県 | 79.41 | 132 |
| 46位 | 岩手県 | 79.04 | 243 |
| 47位 | 秋田県 | 78.98 | 209 |
最も低い年代は今号も10代。30代との差は0.22ptに縮小
「10代が最低」の構図は今号で3号連続となりました。10代は80.89、30代は81.11。10代は前号から0.08ポイント、30代は0.24ポイント下がったため、両者の差は0.22ポイント(前号0.38)に縮まっています。一方、60代以上は86.22(前号85.92)に上がり、10代との差は5.33ポイントに広がりました。今号は年代差(5.33pt)が地域差(5.05pt)を上回っています。第4号・第5号では地域差のほうが大きかったので、順序が入れ替わりました。ただし60代以上の母数は419人と少なく、値が動きやすい点には注意が必要です。
| 年代 | BHI5(統合版) | N |
|---|---|---|
| 10代(今号の最低) | 80.89 | 14,183 |
| 20代 | 82.00 | 15,235 |
| 30代 | 81.11 | 8,170 |
| 40代 | 83.02 | 4,104 |
| 50代 | 83.65 | 1,858 |
| 60代以上(最高) | 86.22 | 419 |
健康の段差+37.80pt、5号連続で+37.5〜37.8ptの帯
主観的健康感が1(良くない)の層と5(非常に良い)の層のBHI5差は、今号+37.80pt(61.18→98.98)。第2号+37.74pt、第3号+37.57pt、第4号+37.76pt、第5号+37.70ptに続き、母数が第2号の5.8倍になっても同じ帯に収まりました。隣接段差も+8.71/+9.45/+10.15/+9.49とほぼ等間隔です。全国値が3号続けて下がるなかでも、この段差の大きさは変わっていません。年代差(5.33pt)・地域差(5.05pt)・業種差(6.88pt)を大きく上回る軸です(健康感はBHI5の式に含まれるため、段差の大部分は式の構造によるものです)。
コンサルが4号連続の首位。3位は金融・保険からマスコミ・広告へ
コンサルが87.57で4号連続の1位、2位も前号と同じ教育・研究(85.61)です。3位は前号4位のマスコミ・広告(84.79)に入れ替わり、前号3位の金融・保険は84.39(前号85.49から−1.10pt)で4位になりました。最下位は小売・流通(80.69)で、1位との差は6.88ポイント(前号6.33)に広がっています。都道府県の1位・最下位差(5.05pt)を上回っており、「どこに住むか」以上に「どの業界で働くか」が幸福度と連動するという観察が今号でも維持されました。下位3業種のうち11位は、前号の医療・福祉からメーカー・製造(82.13)に入れ替わっています。
この調査について
集計責任:BIG5-BASIC データ分析チーム / 対象:集計起点の2026年3月6日〜9月30日の受検者のうち生活満足度・主観的健康感の両方に回答した47,647人(信頼性ランクD 2,214人を除外) / 注意:自発的にWeb診断を受検したユーザーの集計であり、日本人全体の代表サンプルではありません / 引用:出典「BIG5-BASIC BHI5(日本人幸福指数)2026年10月号」を明記の上、自由に引用いただけます(引用ポリシー)。
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BIG5-BASIC データチーム (2026).
「日本人の幸福度、今月の発見5選(2026年10月)|全国値が3号連続低下・最下位は秋田へ【BHI5第6号】」.
https://big5-basic.com/front/column/bhi5-2026-10
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