月次レポート / 2026年8月号

日本人の幸福度、今月の発見5選(2026年8月)

BHI5(日本人幸福指数)第4号 ── 29,459人の最新データで何が変わったか

BIG5-BASICが月次で更新する独自指標BHI5(日本人幸福指数)の2026年8月号(第4号)が公開されました。全国BHI5(生活実感統合版)は81.85(N=29,459/前号比−0.19)。生活実感統合版を採用してから初めての低下ですが、振れ幅は0.2ポイント以内で安定圏内の動きです。本記事では、47都道府県・年代・業種・健康状態の全データを収めた本体ダッシュボードから、今月特に注目すべき5つの発見だけを厳選して速報します。

発見 1 ── 年代の底が交代

幸福度が最も低い年代が、30代から10代へ

第1号から一貫して「局所的な底」だった30代を、今号は10代(81.04)が下回りました。30代は81.44で、その差は0.40ポイント。10代の集計母数が9,183人まで増え、この年代の水準がより正確に見えるようになったことが背景にあります。年齢が上がるほどBHI5が上昇し、60代以上(85.99)で大きく跳ねる基本構造そのものは4号連続で変わっていません。

年代BHI5(統合版)N
10代(今号の最低)81.049,183
20代82.239,319
30代81.444,857
40代83.372,519
50代84.391,105
60代以上(最高)85.99292

年代と幸福度のU字曲線を詳しく見る

発見 2 ── 47都道府県フルカバー

ついに全47都道府県がランキング入り。最下位は鳥取に交代

都道府県別ランキングの採用基準はN≥50。第2号は一部の県が基準に届かず、第3号でも42都道府県が対象でした。第4号で47都道府県すべてが基準を満たし、初めて全県のBHI5が並びました。1位は熊本県85.08で3号連続。一方で下位は入れ替わり、2号連続最下位だった岩手県は45位(79.28)に上がり、今号の最下位は鳥取県(79.04)となりました。母数の大きい東京都が2位(83.76)に入ったのも今号の特徴です。

順位都道府県BHI5(統合版)N
1位熊本県85.08265
2位東京都83.764,189
3位香川県83.42100
45位岩手県79.28162
46位福井県79.2679
47位鳥取県79.0474

都道府県ランキング(全47県の一覧表)を見る

発見 3 ── 再現性の確認

健康の段差+37.76pt、3号連続でほぼ同じ値

主観的健康感が1(良くない)の層と5(非常に良い)の層のBHI5差は、今号+37.76pt(61.36→99.12)。第2号+37.74pt、第3号+37.57ptに続き、母数が第2号の3.6倍になっても同じ段差が再現されました。隣接段差も+8.73/+9.36/+10.20/+9.47とほぼ等間隔です。年代差(4.95pt)・地域差(6.04pt)・業種差(6.80pt)を大きく上回り、BHI5で最大の説明軸であることが改めて確認されています。

健康と幸福の連動を深掘りした解説記事

発見 4 ── 二つの版が近づいている

統合版と満足度版の差が、号を追うごとに縮んでいる

BHI5には正式定義の「生活実感統合版」と、第1号互換の「満足度版」があります。両者の差は第2号+0.50 → 第3号+0.39 → 第4号+0.22と、号を追うごとに縮小しています。背景の一つと考えられるのが主観的健康感への回答率の上昇です。統合版の母数は健康感にも回答した人に限られるため、その割合が上がるほど二つの版の母集団は近づきます。ただし両版の差はサンプル構成そのものの変化でも動くため、回答率だけが原因と断定はできません。今後も差が縮み続けるようなら、指標を統合版へ一本化する判断材料になります。

統合版満足度版
第2号(2026年6月)81.9381.43+0.50
第3号(2026年7月)82.0481.65+0.39
第4号(2026年8月)81.8581.63+0.22

2つの算出式の違いを読む

発見 5 ── 業種ランキング

コンサルが2号連続の首位。業種差は地域差より大きい

コンサルが87.66で2号連続の1位。2位教育・研究(85.85)、3位金融・保険(85.73)と上位の顔ぶれも前号から変わりません。最下位は小売・流通(80.86)で、1位との差は6.80ポイント。これは都道府県の1位・最下位差(6.04pt)を上回っており、「どこに住むか」以上に「どの業界で働くか」が幸福度と連動するという前号の観察が、母数を増やしても維持されました。

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この調査について

集計責任:BIG5-BASIC データ分析チーム / 対象:2026年3月6日〜7月31日の受検者のうち生活満足度・主観的健康感の両方に回答した29,459人(信頼性ランクD 1,372人を除外) / 注意:自発的にWeb診断を受検したユーザーの集計であり、日本人全体の代表サンプルではありません / 引用:出典「BIG5-BASIC BHI5(日本人幸福指数)2026年8月号」を明記の上、自由に引用いただけます(引用ポリシー)。

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日本人の幸福度ランキング 2026年8月版|都道府県・年代・業種別 29,459人調査【BHI5】

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BIG5-BASIC データチーム (2026).
「日本人の幸福度、今月の発見5選(2026年8月)|年代の底が10代へ交代・47都道府県フルカバー【BHI5第4号】」.
https://big5-basic.com/front/column/bhi5-2026-08

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